36年目の奇跡







 こんばんはおへそカフェです。

 

今日はうれしびっくりな出来事を聞いてください。。。

 

まずは、さかのぼること36年前。

 

小学校5年生の春に、私は千葉県から、埼玉県松伏町の祖父母と暮らすことになり

 

家族で引越してきました。

 

始業式は4月9日、私の11歳の誕生日でした。

 

その日の転校生の数はざっと20数名!

 

小さな部屋に転校生全員が待機するんですけど、担任の先生に呼ばれた子から

 

その部屋を出て、担任の先生と新しい教室にむかうんです。

 

もうどきどきしてたのを覚えています。

 

でも、狭い部屋の中で、一人にぎやかな女の子がいました。

 

周りの子も巻き込んですっかり遊びに夢中です。

 

そうして、しばらくすると

 

七三に分けたメガネの先生に呼ばれました。

 

そして私の名前と、もうひとり「鈴木くみさん」も呼ばれたんです。

 

「はあい!」と大きな声をあげたのは、人一倍元気な女の子でした。

 

ひとりじゃないことにほっとして

 

先生は5年3組の扉の前で「ちょっと待ってって」というと、一人中に入り

 

そして私たちは呼ばれて教室に入りました。

 

よくあるお約束のようなご挨拶をしたあと、

 

私とくみちゃんは一番前の廊下側の席に二人並んで座るように言われました。

 

目の前の黒板には今日の日付が大きく4月9日と縦書きで書かれています。

 

私は、その文字を見ながら今日は私の誕生日だとくみちゃんに伝えたくて、先生の話も

 

上の空で、くみちゃんの横顔をちらりと見たんです。

 

そうしたら、くみちゃんはじっと黒板を見ていて「今日ね、私誕生日なの」と言って

 

私の方を見てににかッと笑いました。

 

「えっわたしも!」そういうと「すごい!じゃあ一緒にお誕生日しよう」と

 

私たちは、放課後さっそく一緒に遊んだことを覚えています。

 

でも、活発でボーイッシュで運動神経抜群のくみちゃんと

 

大人しくて、運動が苦な私は、共通点はお誕生日が一緒だっていうことくらい

 




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そうして小学校を卒業してからは、会うこともなく

 

そのまま大人になって36年

 

それでもくみちゃんどうしてるかなと時々不思議と思いだす存在でした。

 

そして2020年1月26日土曜日。

 

19:00からの、なおたんかさんの「LCC講座」のご予約のお客様がご来店する時刻

 

一番最初にご来店くださった、ご夫婦を見て(あれ?くみちゃんにそっくり、でもそんなはずないよね)

「お飲み物をお選びください」

「じゃあビールください」

 

(やっぱりくみちゃんの声?)

 

「あの~下のお名前聞いてもいいですか?」

「くみです」

 

「えっ!わたしのことわかりますか?」

 

「な、るみちゃん?」

 

「そう!くみちゃん!」

 

そしてくみちゃんがいいました

 

「今度はなるみちゃんが先だったね!笑」

 

くみちゃんも、転校生だったあの日の会話をこまかく覚えていてくれていたんです。

 

もうこんな奇跡があるの!!っていうくらい

 

うれしい再会をしました。

 

「きっとわたしたちもうこれから先ももうずっと会えるね」って言いながら

 

くみちゃんがおへそで何かを始めるのは

 

ここからまもなくのような気がしています。。


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